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おバカなプーたろう


2015年6月2日

篠田桃紅さんとその本

土曜夜のEテレを見るまで、私は美術家「篠田桃紅」なる人を全く知らなかった。
 

 
102歳というナレーションと、桃紅さんの映像にショックを受けた。
全く歳を感じさせない、頭のさえていることがわかるその話の内容、話し方。
 
 

 

 

 

 

 

 

 
人間、こういうふうに年を取りたいなあ・・とつくづく思った。
 
 
 
 
 
 
短いエッセイ集、『103歳になってわかったこと』は4月に発売されて以来、20万部を超すベストセラーになっているそうで、今日塩大臣に買って来てもらった。
(幻冬舎 1000円)
 

 
「 私は、私には死生観がないと応えました。
  彼女はたいへんびっくりしていました。
  考えたところでしょうがないし、どうにもならない。 どうにかなるものについては、私も考えますが、人が生まれて死ぬことは、いくら人が考えてもわかることではありません。現に、私に何か考えがあって生まれたわけではありませんし、私の好みでこの世に出てきたわけでもありません。自然のはからいによるもので、人の知能の外、人の領域ではないと思うからです。
  さすがに病気にならないようにしようということぐらいは考えます。しかし、死なないようにしようと思っても、死ぬと決まっています。 死んだ後の魂についても、さまざまな議論がありますが、生きているうちは、確かなことはわかりません。
  人の領域でないことに、思いをめぐらせても真理に近づくことはできません。 それなら私は一切を考えず、毎日を自然体で生きるように心がけるだけです。   』
   p10より
 
『 この歳になると、誰とも対立することはありませんし、誰も私とは対立したくない。 百歳はこの世の治外法権です。
  百歳を過ぎた私が冠婚葬祭を欠かすことがあっても、誰も私をとがめることはしません。パーティなどの会合も、まわりは無理だろうと半ばあきらめているので、事前の出欠は強要されません。当日、出たければ行けばいいので、たいへんに気楽です。しかも行けば行ったで、先方はたいそう喜んでくれます。
 今の私は、自分の意に染まないことはしないようにしています。 無理はしません。 今日、明日のことでしたら、まだ生きているだろうと思うので、お約束しますが、あまり先のお日にちでの約束事はしません。 
  自由という熟語は、自らに由ると書きますが、私は自らに由って生きていると実感しています。 自らに由っていますから、孤独で寂しいと言う思いはありません。 
 むしろ、気楽で平和です。 』
   p14より
 
 

まだ読み始めたばかりですが、小気味よい物言い、感性、すごい人だなあと感心しました。
男性にも女性にも面白いと思いますよ。ぜひどうぞお読みになってください。

 
  
 
 
 
 
 
 
 

2013年7月21日

久しぶりに読書

普段本を読む暇がない。
( ネット時間を削れば作れるんだろうけど読み始めるとがぁーっといっぺんに読まないと気が済まない性格なので )

昨日、今度見ることになった高校生のために問題集を買いに行った。


   

   

   
       
で、ふと文庫本のところを見たら、読んでいるシリーズ続きが出ていた。
( 何年か前に宮部みゆきの時代小説を読んでからの 時代小説ファン。 )

   

高田郁の 「みをつくし料理帖」 8冊目の 『残月』 と、
宮部みゆきの 「三島屋変調百物語事続」 2冊目の 『あんじゅう』。
夕べはさっさと横になって残月を2/3読んでしまった。 
今朝、予定の生徒が来なかったので午前中に完読。

今晩あんじゅうを読み始めて、明日は休みだから読み終われるかな。

   

   

   

   

   

 

2013年4月24日

買っちゃった「Underwater dogs」 by Seth Casteel

試しにアマゾンで検索したら、去年の再版版は高かったのだけれど、
それ以前のが送料無料で934円だったんだもの。

 

 

 

いやはや何回見ても笑っちゃう。

 




 

 

 

 

 

3歳になるこのドーベルマンちゃんたち、
やっぱる水が怖いらしい(笑)。


水浅くする台つけてもらってるし、

口しか水に入れられないし(大笑)。

 

 

 

 

 

 

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2012年6月18日

「先生・・・」シリーズ

このサイズの本で一冊1600円は高いが、アマゾンマーケットプレイスで文庫本くらいの値段になっていたので買ってみた。

題名も面白いけれど、中身も面白い。

   
   
   
   
   
 

2012年6月17日

お薦め、蝶の図鑑

『昆虫館』館長の、クモマツマキさんからとてもいい図鑑を頂いた。
日本チョウ類保全協会編 「 フィールドガイド 日本のチョウ 」 誠文堂新光社 1800円

 
使いやすい!

使い方説明は簡単明瞭。

そして、特記すべきは、このやり方。

似たもの同士を寄せて、どこで識別するかを分かりやすく書いてある。

今まで、調べるときに、説明ページを並べるのは大変だった。
ここを見ればいい、という識別点を読み取るのも、結構大変で、しょっちゅう大事なところを見落とした。

これなら間違わない。

そして、「これ!」、となった後に見る種別解説ページにも、近似種を載せてさらに分かりやすく説明してある。

発売直後に完売したそうで、現在再版中だそうだ。
市場に無いのでアマゾンで調べても 中古のマーケットプレイスに¥2,400程度の4冊が見つかるだけ。

もう少ししたらまた市場に出るだろう。

この内容で、持ち歩きやすいサイズ、使いやすい、おまけにこの値段。
是非興味のある方は一冊どうぞ!

   

   

   

   

   

 

2012年4月9日

『日本人が知らない日本語』

この本がひどくおかしいのだ。
書いたのは日本語学校の教師であるなぎこさん。

生徒は、

お城に住んでいるフランス人のマダム・・仁侠映画マニアで、DVDで日本語を勉強・・「おひかえなすって」なんて日本語をしゃべる。

時代劇大好きなスウェーデン人の若い女性・・・黒澤映画にあこがれ、友達に「武士に斬られる」と渡日をとめられるが、武士は魂があって一般人には手を出さないと説得して日本へ来た。日本で馬ではなく車が走っていてびっくりした・・・「これはいたみいります」とか「ちょこざいな」などと言う。

飲食店でバイトしている中国人。

など、など。

・・で、最初に出てくるこれ。
笑いました。

   

   

   

   

    

2011年4月7日

よい子への道


学校でO先生の机の上に面白い本があって、読んだらつぼにはまってしまった。
・・で、お願いして借りてきた。
  
おかべりか著 「よい子への道」 福音館書店
  
  
   
 
  
ちょっと中身をご覧下さい。
 
「その1 学校へもっていってはいけないもの。」 

  
わははー、受けるでしょ??
 
「1.ことばづかいのわるい石 
   『 おい、
     おまえら
     きたねえかおして 
     じろじろみるんじゃ
     ねえぞ!! 』
  
 4.じぶんとそっくりなロボット  」
 
  
  
   
  
  
 
  
「 2.学校からのかえり道でしてはいけないこと 」
   
「 1.かいじゅうをよびだす
  2.ギターをひいて歌をうたう
  3.あひるのふたりのり
  4.こたつに入ってトランプをする         」
 
  
 
 
  

  

   

  
  
 
どうぞ、買ってご覧下さい。
(けっして福音館の手先の者ではございません。)
  
  
  
  
  
 
  
 

2010年12月16日

アンジュール ある犬の物語

図書の時間に見つけた本。
 
 
ガブリエル・バンサン著、「アンジュール ある犬の物語」。
  
 
 
 
 

走る車の窓から一匹の犬が捨てられた。
    
    
     
  
 

犬は必死に追いかけるが走り去る車に追いつくことはできない。
 

 

 

  
  
  
 
通るすぎる車に、飼い主が乗ってはいまいかと犬は駆ける。

 
  
飼い主を探す犬は、事故を引き起こす。

 

 

  

 
期待の表情はやがて諦めに変わり、犬は浜辺をさまよい歩く。

 

海岸で見つけた人影に駆け寄り、主人でないことを知って空に向かって遠吠えする姿は涙を誘う。
 
 

 

 

人に追い払われながらとぼとぼと町を歩く姿もしかり。
 
  
  
やがて彼は一人の少年に出会う。

 
道の真ん中に大きな荷物を持ってたたずんでいる少年もまた、一人ぽっち。

 

 

犬と少年の出会いが最後に救いとなってこの話は終わる。 
  
あとがきにもあるが、
「むこう向きは途方にくれ、エンピツで打った点だけの犬でさえかなしみをこぼし、振り向く犬はこちらへ訴えかけ、その彷徨をたどる人の内深いものをかきたててやまない。」
 
・・・そう。 一ミリのエンピツの点の犬のかなしみがつたわってくるのだよ。
 
  
  
  
  
ノエルは動物病院につながれて捨てられた。そのままセンター(保健所)に持ち込まれた。
明日殺される檻からボランティアさんに救ってもらった。
ノエルのトラウマはすさまじい。
家の外で自分ひとりだと気付くと車のドアに体当たりする。
『置いて行かないで!!!』
もうすぐ8年になるというのに、車に乗るときはあせってしまって背中から落ちてくる。
 
ノエルを捨てた「くそ」飼い主め!!
 
山梨でナゲットを見たとき、お客さん一人一人に駆け寄る姿にそのときのノエルが重なった。
どうしても見過ごせなかった。
 
 
 
  
 
 
文章の全くない、デッサンだけの絵本です。 お奨めです。
  
  
  
  
  
  
  
  
 

2009年5月30日

橋本治の徒然草

時間つぶしに買った文庫本が面白かった。
 


河出文庫の「絵本徒然草」。
 
 
絵はこの際どうでも良い。
 
 
橋本治の現代語がなんと言っても徒然草にあっているのだ。
 
 
有名な序段。
「 つれづれなるままに日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 」
 
これが、橋本治にかかるとこうなる。
 
『 退屈で退屈でしょーがないから一日中硯に向かって、心に浮かんで来るどーでもいいことをタラタラと書きつけてると、ワケ分かんない内にアブナクなってくんのなッ! 』
 
 
ぷぷぷっ。確かに。
 


 
 
 
 
 
第一段
途中から
「 人は、かたちありさまのすぐれたらんこそ、あらまほしかるべけれ。 
   ( 人間は、顔と見た目がすぐれてるっていうのが絶対、理想なんじゃないの。)
物うち言ひたる、聞きにくからず愛敬ありて、言葉おほからぬこそ、飽かず向はまほしけれ。
   ( ちょっと話をしてるんでも、耳ざわりじゃなくて魅力があって、言葉数が多くない
     人っていうのが絶対、長いことでも向き合っていたいよな。 )
めでたしと見る人の心おとりせらるる本性見えんこそ、口をしかるべけれ。
   ( 立派だと思ってた人が、幻滅しちゃうような本質をみせちゃうっていうのはさ、残念だ
     よなァ。 )
しなかたちこそ生れつきたらめ。
   ( 身分や容貌っていうのなら生まれつきだろうさ。 )
心はなどか、賢きより賢きにも移さば移らざらん。
   ( 中身はどうかな?『賢明から更に賢明へ』って、変えようとすれば変わるんじゃない
     の? )
かたち心ざまよき人も、才なく成りぬればしなくだり、顔憎さげなる人にも立ちまじりてかけずけおさるるこそ、本意なきわざなれ。
   ( 顔や気だてがいい人だっても、知性がなくなっちゃえば、下等になるし、品のない顔
     をしてる人間の中に入って簡単にブッつぶされちゃうっていうのが絶対、残念無念
     なことなんだよなぁ。 )

ありたき事は、まことしき文の道、作文、和歌、管弦の道。
   ( 持っていたいものは、本格的な学識教養、漢詩、和歌、音楽の才能。 )
また有職に公事の方、人の鏡ならんこそいみじかるべけれ。
   ( あと、有職に儀式の方――これで人の手本になるっていうのが最高なんじゃないか
     な。 )
手などつたなからず走り書き、声をかしくて拍子とり、いたましうするものから、下戸ならぬこそ男はよけれ。
   ( 字なんかが下手じゃなくて走り書きでな、いい声で拍子とってな、迷惑そうにはしてて
     も、下戸じゃないっていうのが絶対、男はよし! だな。 )  」
 
 
 
 

徒然草って、ちょっと面白い誰かのブログを読んでいるみたいな気分になってきた。
 
江戸時代とかに、けっこうみんなに読まれていた、というのがわかる。
 
 

第四十段
「 因幡国に何の入道とかやいふ者の娘、かたちよしと聞きて、人あまた言ひわたりけれども、この娘、ただ栗をのみ食ひてさらに米のたぐひを食はざりければ、
  『 かかる異様の物、人に見ゆべきにあらず 』 とて、親ゆるさざりけり。 」

『 因幡の国でな、ナントカ入道とかっちゃうやつの娘、美人で評判で、男が大勢言い寄って来たっちゅうんだが、この娘、やたら栗ばっかり食って一向に米の類を食わなかったもんだからよ、「こんな異様(アブノーマル)なやつ、男にくっつける訳にゃいかん!」てな、親は許さなかったんだと。 』
 
註によると、娘は「あたし、ゴハンなんか嫌い」でスナック菓子の類ばっかり食っておった・・・らしい。
 
 
 
 
 
 
 

 
第四十三段
 
「 春の暮つかた、のどやかに艶なる空に、いやしからぬ家の奥深く木立もの古りて庭に散りしをれたる花見過ぐしがたきをさし入りて見れば、南面の格子みなおろしてさびしげなるに、東に向きて妻戸のよきほどに開きたる。御簾の破れより見れば、かたち清げなる男の年廿(はたち)ばかりにて、うちとけたれど心にくくのどやかなるさまして、机の上に文をくりひろげて見ゐたり。
  いかなる人なりけん、たづね聞かまほし。  」

『 春も昏れゆく頃、のどかになまめかしい空の下、いやしからぬ屋敷で奥も深い。木立は古びがついて、庭に散り落ちた花が見過ごしにくかったもんでちょっと入ってみると、正面南側の格子は全部下してシーンとしているところに、東に向けて妻戸がいい具合に開いている。御簾の破れから見ると、美しい顔立ちの男で、年は二十歳くらいでな、気を抜いてはいるんだが、いい具合にリラックスした様子で、机の上に本を広げて見入っていた。
  どういう人だったんだろう?
  尋ねて訊きたいもんだがな・・・・・。  』
 
 
 
 
 
 
どの段にも、後ろに長い註が付いていて、時代背景とか、良く説明されていて、徒然草が面白くなること請け合いです。