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おバカなプーたろう


フィラリア治療して思うこと

リーラがフィラリア治療をした。
当初手術も考えた(頸静脈からカテーテルを入れて心臓や肺動脈内のフィラリア成虫を釣り出す手術)が、関東には手術できる病院が少なく、その一つである関西が本院である病院に問い合わせたところ
「 寄生数が少ないときは、こちらでも投薬治療をする 」
「 ごく少ないときは温存療法(フィラリアが寿命で死ぬのを待つ)もする 」
と言うことだったので、主治医のところで投薬治療をすることにした。
 
 
投薬と言うのは、「 イミトサイド 」と言う薬を筋肉注射してフィラリアを殺すのだけれど
この薬の主成分は 『 メラルソミン二塩酸塩  』 
・・・と言われてもなんだかわからない。
薬効成分が 『 ヒ素化合物製剤 』 と書かれて初めてなんだかわかるような薬。
 
要は、ヒ素を注射して血管の中のフィラリア成虫を殺すのだ。
 
 
 
いきなり何匹も死ぬと肺血管その他へのダメージが大きいので、ステロイドを飲ませながら2日に分けて注射する。
 ヒ素だからさすがに注射して一日は爆発弾丸娘もおとなしかった。
 副作用として一番多いのが「 元気消失 」だというのだが納得。
 
 
そして3週間の絶対安静しながら、4週間だんだん減らしながらのステロイド投与、と言うのが今回のレシピ。
取り敢えず3週間はクリアした。 それでも抗体検査でフィラリアがいなくなったかどうかを調べるのは(抗体に現れるのは)半年後。
フィラリア治療中なのでアカラスの治療もできず、今は後ろ足の先が酷く剥げて熱を持っている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ところで、このイミトサイドの事を調べようと思って、「フィラリア治療薬 イミトサイド」と検索をかけたらとんでもない記事が上位を独占していた。
「 フィラリア予防はしない!治療薬がある! 」だの、
「 動物病院では教えてくれないフィラリアの知識 」だの、
「 フィラリア予防薬は有害だ!投与無用! アメリカ獣医師のネット記事を全文翻訳紹介 」などというもので、
読んでみると、フィラリアに対する知識のなさが露呈した文章で、こんなものをネットで拡散してしまう罪について何とかできないものだろうか。
(特に三つ目については、フィラリアとほかの病気を混雑したひどい文です。)
 
 
 
 
今回ヤカ先生に聞くまで、恥ずかしながら私はフィラリア成虫が心臓の中に寄生しているのだとばかり思っていた。
私が寄生虫の研究をしていた研究所にも、過去付き合いのあった獣医にも、心臓の切り口からフィラリア成虫が玉のようにからまってはみだしているホルマリン漬けの瓶や、心臓のプラスチックモデルが飾ってあったので、てっきりそうだとばかり思っていたのだった。
ところが今回勉強したところ、当初フィラリアは血流にのって流れてきて≪心臓・・右心房→右心室≫→肺動脈→肺と流れていきたいところなのだが、肺で血管は毛細血管になっているので大きくなってきたフィラリアはそこで詰まってしまい、結局そこを最終寄生場所にすることになるのだった。 つまり、フィラリア成虫の棲息場所は心臓から出て肺に到達するまでの「 肺動脈 」なわけで、心臓にいるのは末期症状なわけ。
リンクに書いてある通り、
 
『 肺動脈にフィラリアがいると肺動脈が拡大し、フィラリアの分泌物や排泄物、またうねうねと動くことによって血管が傷つけられたり、それをやっつけようとして免疫反応が出て抵抗することにより肺動脈の壁が傷つけられて血管内膜炎などを起こしてしまいます。 フィラリアに侵された肺動脈は血管壁が硬く分厚くなってボコボコになっています。そして、この硬くボコボコになった肺動脈は、たとえ治療をしてフィラリアの成虫を駆虫することに成功しても元の健康な状態には戻らないそうです。
 
先ほど述べたように、静脈血が肺動脈を通って肺に送られるのですが、フィラリアが陣取っていると血液がなかなかスムーズに運ばれません。いわば、詰まった状態になってしまうため、より強いポンプ力が必要になります(肺高血圧症)。そうすると、ポンプの役割をしている右心室がどんどん大きくなり、心臓(右心系)に負担がかかってきます。
 
また、血液が正常に送られないためにリンパ液などが胸や腹部にたまってきたり(腹水)、右心不全(うっ血性心不全)となり、腎臓や肝臓なども機能不全になり死に至ります。』     (dogfame.comより)
 
 
 
こんなフィラリア症を、予防薬は獣医をもうけさせるだけ。予防など必要ない、もし感染したらイミトサイドで駆虫すればいいなどと不特定多数に発信しているなんて、なんてひどい・・・
 
 
昔、フィラリアは年に一回、秋にヒ素系の注射で駆虫していた。
私が子供の時にいたワイヤーへヤードフォックステリアは誤食の結果、強いヒ素注射が出来なくなり、結局フィラリアで亡くなった。
体力のない犬には使えない、そのくらい強い薬の注射なのだ。
 
 
リーラのように、感染数も少なく、若く、まだ何の症状の出ていない個体でさえ、つらい3週間の運動制限を過ごした。
 
最近は都市部では予防が行き届き、フィラリアの感染源の犬が減った。
おかげで11年間も庭で予防無しで飼っていたにも関わらず感染していなかった、などと言う例も多くなってはいる。
でも、もし発病したら・・・
 
 
 
リーラは血液中にミクロフィラリアが確認された。
(♂♀1ペア以上がいるということだ。)
治療して、おそらく今は死んでいるだろう。
でも、血管の中の虫は死んでも外には排出されない。今頃は血管に詰まって血流の邪魔をしていることだろう。
期間は短かったが、肺動脈を傷つけ、心臓に負担をかけていたことだろう。
痛んだ血管や心臓内壁は元に戻ることはないそうだ。
 
 
 
 
 
 
ひと月数百円の薬代をケチって、「 だって罹ったら注射すればいいって書いてあったよ 」なんてことで愛犬に苦痛を与えるようでは飼い主失格だ。
 
それにしても、この酷いサイトは何とかならないのか??
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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作成者:
ぷーまま
日付:
2014年6月29日 um 4:00 PM
Category:
2014 うちのワンコ,思ったこと、伝えたいこと
Tags:
 
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2件のコメント »

  1. ぴらちゃん

    ネットの情報は発信先を確認しないといけない。
    個人の戯言を信じるんじゃない!

    昔、調べ物をしたとき娘に怒られました。
    「有る程度の基礎知識が有れば判りそうな物だが・・・」呟く娘
    10年以上昔と違って今は誰でもHPを持ちブログでも引っかかる無責任な情報。
    発信する以上、もっとしっかりして欲しいですよね。
    それとも確信犯?

    #1 コメント vom 30. 6月 2014 um 7:28 AM

  2. ぷーまま

    ぴらちゃん、
    どうやら信じているらしいのです。
    都市部にお住いのようだし、室内犬を飼っているのでフィラリア感染の恐れのあまりない飼い主さんのようですが、もしご自分の愛犬が感染したら焦るでしょうね~。(自分の発信のひどさに気付いて・・)

    #2 コメント vom 01. 7月 2014 um 12:51 AM

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